■5巻発売しました。
オレ様なイケメン俳優・絢人の登場で楓くんはめずらしくヤキモチ……?そんな中、絢人に突然キスされたのを楓くんに見られてしまい大ショックの結沙。結沙を大切に思う楓くんだけど、絢人の気持ちはさらに加速して……!?




芸能人から好かれるという理想的展開

 気がついたら5巻ですね。こう、めちゃめちゃ大きなインパクトを与えるわけでもなく、けれども読めばしっかり面白いという、高め安定な本作。物語は別マの中では極めて珍しい、普通の女子高生が人気のイケメン芸能人から求愛を受けるという、理想的というかもはや夢想的な展開になっております。しかしこう、噛ませ犬ってのはハイスペックであればあるほど勝ち目が見えず、また今ひとつ応援する気にならないのは何故なのでしょう。今回も絢人に関しては、「はいはい。がんばってね。はいはい。」という感じで見ておりました。


 噛ませ犬というか、ライバルポジションで一番厄介なのは、弱い所があって、しかもそれを武器に使ってくるタイプなわけで、絢人についてはなんというか、実に安牌。もちろん実生活において本当にこんなシチュエーションに陥ったら、速攻で落ちると思うんですが(少なくとも私は)。

とんでもないご褒美

 さて、なので絢人をめぐる一連の出来事については今回そんなに語ろうとは思っていないです。じゃあなんで取り上げるのかというと、とあるシーンが印象的すぎたから。分かる人はわかると思うのですが、こちらです……



八重ちゃんに舐めかけのキャンディを口に突っ込まれる

 なんですかこのご褒美は……(羨望)。チョコを恵んでくれた先輩なんかより、こっちのがよっぽど女神だよ……。


 しかしこれ、現実でやられたらドン引きなんですが、良いんです。これでこそ少女マンガ(たぶん違う)。こんな仕打ちを受けても全くダメージを受けないどころか、むしろプラスに捉えてしまうドMな谷くんと、こんな傍若無人なことをしても問題ないぐらいに美少女な八重ちゃんという、奇跡の組合せだからこそ成り立つ稀有なシチュエーションでございます。こういう無茶なことやってくれるから、綾瀬先生の漫画はやめられません。


 谷くんの素晴らしいところは、これによって意識したりすることもなく、また満足することもなく、きちんと2ページ後には別の人に「チョコください!」と営業かけてるところですよね。自らフラグをバキバキ折っていくスタイル、好きです。このブレない自然体っぷりの持ち主だからこそ、八重ちゃんと釣り合うのでしょう。


 というわけで新年一発目のレビューはこちらでした。こんな感じで、2018年は続刊レビューも数を増やせると良いですね。この記事のように比較的短めのもの、試験的にあげていくかもしれません。ではでは本年もよろしくお願いします。