■井上家所有の湖畔の別荘に泊まりに来た小春たち。そんな中、意外に積極的な志村に、あの冷静沈着な峯田もやや焦り気味?やがて夜が訪れて大事件発生!小春を巡る三角関係が一件落着と思いきや、新たな展開が!?




完全にモジャ夫の巻

5巻時点でモジャ夫がかなり来ている感があったのですが、勢いのままにモジャ夫が駆け抜け、6巻は完全にモジャ夫の巻となっていました。もちろんそれに呼応する形で峯田も頑張っているのですが、6巻を振り返るとどうしても食われている感が……。


 まずはのっけのから、湖畔の別荘での夜。まるちゃんとたまちゃんの警戒包囲網をかいくぐって、モジャ夫が小春にアタック。正直こんなに早くに突っ込んでいくとは思いませんでした。正直どんな様子で行くのかと思ったのですが……




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真正面から




 変化球なんて使わずに、真正面から直球勝負!これぞ噛ませ犬の美学。特に小春の場合はちょっとハッキリ言わないと気づいてくれないという危険性もあることから、この流れはある意味自然とも言えるのですけれど、それにしてもこんなにトキメキ感のある告白シーンになるとは。しかしこんな彼の渾身の一撃も虚しく、驚くほどの速さでお断りをば……。あまりにも儚い終わりのように思えたのですが、この後の展開を見るにこれは終わりではなく、むしろ始まりだったのです。まだまだ噛ませ犬・志村は死んじゃいません。

見た目も気持ちもイメチェン

 てなわけで傷心の志村ですが、お約束のように……




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さっぱり




 髪の毛切ったらイケメンになるっていう、ともすれば「雰囲気イケメン」ってやつなのかもしれません。けれども異性のお見る目は180°変わりました。しかもフラれたことで、自信を失いどこか物憂げで落ち着きのある雰囲気に変わり、告白に対してもお断りをすることで株価がどんどん上がるという方式。気が付けば小春は、学校での人気者2人から想いを寄せられるというまるで少女マンガの主人公のようなシチュエーションに(少女マンガの主人公なんだけどね)。しかも神の見えざる手によって、フラれて以降もちょいちょいと小春と絡みがちという。なんか一度フラれると、不憫さの埋め合わせのためか、イイ人ポイントみたいなのが物語中でたまっていくじゃないですか。そういう流れで、色々と小さな素敵エピソードが満載という。


 かといって形成が変わる雰囲気は微塵もないのですけれど、そんな逆境でも想いを変えずにあれこれと頑張る姿が素敵というか、噛ませ犬の楽しみ方だと思っていますので、引き続き頑張ってほしいものです。で、もっとガチに告白して清々しくフラれてほしい(ゲス顔)

志村の相手役候補

 そういえば噛ませ犬と言えば、フラれた後に都合よくあてがわれる女の子というのが十中八九いるわけですが、彼の場合あまり思い浮かぶ人がいないという。小春の友達はもうお決まりの相手がいますし、それ以外での脇役も特に見当たらず。これから登場してくるのか、全く登場しないのかわかりませんが、ひとまず現時点での筆頭候補はこの子でしょう。


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モブ子


 何気に2度、計4コマにわたって登場していますし、偶然に出会っちゃうという運命感もあり。顔全く描かれてないですけど。いや、でもいい子だと思いますよ、きっと。顔全く描かれてないですけど。

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