■ある日、ねこの姿の神様が現れた・・・・・・?
何かと世知辛い世の中を、酒とタバコを嗜みつつ、マイペースで生きているリケジョのサチコ。日々激務に追われる彼女の前に、彼女にうっすら助けてもらった恩があるという神ねこ様が現れた・・・・・・が?




 レーベルこそB’s-LOGですが、掲載媒体はポータルサイトのPouchで、4コマ漫画が1作毎日(平日のみ)更新されています。本作はそれらを1冊の単行本に収録をしたものです。物語の主人公はタイトルからも分かる通り、サチコと神ねこ様の2人。サチコは独身のリケジョで、孤独ながらもマイペースに日常を過ごしています。そんな彼女の元に「お礼に来た」というのが、元野良猫の猫かみ様。お礼をしてすぐに退散するつもりが、サチコの提案した願いとは、
 1.今の仕事で年金貰えるまで働けること。
 2.40才手前で宝くじ1等当選。
 3.旦那をはしょって子供くれ。
という身も蓋も無い回答。さすがにこの願いを叶えることは出来ず、気が付けば神ねこ様はサチコの家に住みつき、家事手伝いなどして過ごすようになるという成り行き。





サチコと神ねこ様

 構成されるネタは幅広いのですが、主に「神ねこ様との日常ネタ」「理系ネタ」「時事ネタ」「独身女子ネタ」の4本がメインでしょうか。どうやら単行本になるにあたり、危ないネタは除かれるなどしているようで、Pouchでちょっとさかのぼって読んでみたのですが、主に時事ネタが省かれている感じですかねー。色々ぶっこんだネタもあったりするので、大人の事情というやつでしょうか。とはいえ単行本でものっけから小保方さんのネタ入れて来てたりするんですけれども。


 サチコは美人ながら、どうにも男っぽいさっぱりさが前面に出てしまうため、男性からはモテずに女性からモテるというような人物。独身ですが仕事優先で、婚活などには全く前向きではありません。私の職場はそれなりに女性は多いのですが、こういう女性は一人はいるのでやや既視感があったりもするのです。そんな独身女性に読ませてみたいような作品。強い共感とか、傷をえぐるとかそういう強烈なネタはないので、それなりにあるあるを感じつつ肩ひじ張らずに読めるのが良いですね。


 そういえばPouchというとどうしても数年前に話題を呼んだ”エビオス嬢”のイメージが強く、一発ネタで話題を呼ぶしかないマイナーサイトという印象だったんですけれど(失礼)、今やトップのサイトロゴにはディズニー映画の『ズートピア』のキャラクターがあしらわれていたりと、なんだか以前とはちょっと雰囲気が変わった感じがしますね。なおここまで色々語っていますが、単行本ではカットされた話も含めてPouchで全話読むことが出来ます。

◇サチコと神ねこ様

 単行本は白黒ですが、こちらはカラーなので、いちいちサイトでページ遷移しつつ見る手間が苦にならないようであれば、こちらで楽しむことをオススメします。自分はとりあえずRSS登録をして、日次で読んでます。色々考えるよりも前に、まずはひとまず読んでみることをオススメします。そんなお手軽でゆるく楽しい作品です。



【感想まとめ】

1ページ1本なのでちょっとボリュームが寂しい気もしましたが、ネタそのものは面白く楽しむことができました。2巻も出たらついつい買っちゃいそうです。



作品DATA
■著者:wako
■出版社:KADOKAWA
■レーベル:B’s-LOG
■掲載誌:pouch
■既刊1巻



全話